今回は性格の不一致が原因で離婚をされた方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(男性)
- 職業 会社員
- 現在の年齢 38歳(2021年2月現在)
- 離婚時の年齢 36歳
- 結婚期間 2012年11月~2018年12月まで
- 子供 なし
- 離婚種別 協議
- 慰謝料 なし
- 財産分与 なし
元妻との出会い
元妻とは会社の同僚でした。私が転職して入社した1年後に妻が入社して同じ部署で働くようになり社内結婚しました。付き合って1年ほどでの結婚です。
離婚を意識した理由
性格の不一致
離婚を意識したのは、仕事に対する考えや子どもを持つことに対する考えに乖離があり、話し合いをするごとに埋められない溝が大きくなっていくことを感じた時です。
離婚までの経緯
1、仕事による転勤
結婚して数か月後に私が転勤で地方に行くことになりました。元妻は、結婚の少し前に別の会社に転職したのですが、私としては一緒について来てほしいと思っていました。しかし、仕事の関係ですぐにやめられないとのことだったので、6か月以内に行けるようにすると言われ、私は単身赴任で地方に行きました。正直、結婚していきなり単身赴任という状況でしたので、私はこの先に若干不安を覚えました。
2、約束の日数が過ぎてもついて来てくれない元妻
あっという間にその6か月は経ったのですが、元妻は私の元には来ませんでした。地方に行くことが不安、もう転職したくないなど色々と理由を述べていましたが、子供が欲しいということは言っていました。私としてもそれは同じ考えであったのですが、そこにも不安を感じていました。いつまで今の場所で勤務するのかわりませんし、次の勤務地が元妻のいる場所の近くになるかもわからない状況で子どもをもつことが不安でした。一緒に暮らせない、子どもの成長を側で見られない、自分はいつ家族の元に戻れるかわからない、いつまで一緒にいられるかわからない…そう思っていました。そのことを元妻にも伝えましたが、週末帰ってくればいいと、そんな感じの答えでした。
確かに夫の転勤に妻がついていくという考えは古いという考えもあることは承知していますが、妻とも子どもとも一緒に過ごせない日々が続くことで、夫婦であることに意味があるだろうか、子どもを持つことに意味があるのかと私は考えていました。
3、話し合いの末、協議離婚
そのことで何度も妻と衝突し、お互い精神的に傷つけあいながら月日だけが経っていきました。そして結婚から6年が経とうとしていた頃、話し合い末、離婚をすることにしました。慰謝料や財産分与などはありません。
今考えれば、結婚前にお互いの結婚後の生活についてもっと話をすればよかったと思います。結婚後の姓をどうするか、仕事はどうするか、子どもはどうするか、転勤になったらどうするかなど基本的なことだけでもです。私はその点について十分にできていませんでした。姓についても結婚の少し前に元妻とどうするかでかなり話をしました。元妻は2人姉妹の長女で、できれば自分の姓にしたいと主張していました。私は当然のように夫である自分の姓にするもの思っていましたので、正直戸惑いましたが、何とか私の考えを理解してもらい私の姓にしたという経緯もありました。そのような考え方の違いが結婚生活の中でいくつかあり、徐々にお互いの心が離れて行ってしまったのかもしれません。
離婚後良かったこと、悪かったこと
良かったこと
離婚後良かったことはとにかく精神的に楽になりました。一気に悩みが解決した感じです。また経済面でも、単身赴任で余計にかかっていた家賃(会社からの一部補助はありましたが)などの生活費もかなり軽減されました。また、子どもがいない状態での離婚でしたので次の出会いに向けて動きやすい状態だったのもよかったと思っています。さすがにすぐに動き出した訳ではありませんが…。
悪かったこと
一方、悪かったことは、正直言ってほとんどありません。知人や同僚や身内の方への報告が気まずかったことぐらいです。単身赴任中の身でもありましたので、転居の必要もありませんでしたし、手続きも大変なものはありませんでした。子どもがいれば状況は違ったと思いますが、子どもはいなかったので養育費等の心配もありません。
離婚後の現状
離婚して半年後くらいから再婚に向け動き始めました。更に半年経ったころに趣味のスポーツを知り合った方とお付き合いをすることになりました。ちょうど新型コロナウイルスの影響でお互い一緒に過ごす時間が多くなり、付き合い始めて10か月でプロポーズし婚約をしました。今は結婚に向け準備中です。
ちなみに今の彼女は私が転勤することになっても一緒について行くと言ってくれています。また、前回の反省を活かし、結婚後の生活についても相手の考えも聞きながら、私自身の考えも伝え、お互い理解してきたと思っています。
離婚を考えている人へアドバイス
離婚をお考えの方へのアドバイスとしては、結婚後の生活のイメージが違うのであればよく話し合ってすり合わせをし、相違を埋められないのであればあれば思い切って離婚したほうがいいと思います。精神的負担がある生活はとても辛いです。
また私のように子どもをどうするかということは時間的な限度もあります。価値観ともいうのかもしれませんが、その違いはとても大きなものです。すべてが自分の思うとおりにならないことは当たり前のことですが、根本的な考えの相違であれば埋められないと思います。そのことが分かったことが収獲、勉強になったと思って、価値観の合う次のパートナーを探したほうが良いと思います。
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 離婚を意識した理由
・性格の不一致 - 離婚までの経緯
1、自身の転勤
2、6ヶ月たっても転勤先について来てくれない元妻
3、話し合いの末協議離婚 - 離婚後良かったこと
・精神的なストレスが解消したこと
・経済的な負担が少なくなったこと - 離婚後の現状
・趣味を通じて出会った方と婚姻し、結婚に向けて準備中 - 離婚を考えている人へアドバイス
1、根本的な考えの相違は中々埋められないので、そう言った場合は思い切って離婚することも1つの手
2、離婚することをマイナスにはとらえず、いい経験、勉強として次に繋げることが重要
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