今回は夫のモラハラ・DVが原因で離婚をされた方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(女性)
- 職業 専業主婦
- 年齢 32歳(2021年1月現在)
- 離婚時の年齢 31歳(別居時点)
- 結婚期間 2013年(平成25年)4月~2020年(令和2年)8月(別居)
- 子供 あり 3歳と0歳(別居時)
- 親権 自分
- 離婚種別 調停離婚(申し立て中)
- 養育費 あり(未定)
- 慰謝料 あり(未定)
- 財産分与 あり(未定)
元夫との出会い
職場の後輩と先輩でした。
離婚を意識した理由
1、キレると人がかわる夫
夫は普段は温厚で優しいのですが、私が夫の思い通りの行動をしないと突然、人が変わったようにキレます。ものに当たって壁に穴をあけたり、私のマグカップを投げて割ったり、机を足で蹴ったり、結婚を機に県外に移住し行くあてのない私に「出ていけ」と家を追い出したり、2~3時間一方的に責め続けて、何度も謝罪をさせたり、がありました。
2、過保護な義母
夫の相談はすべて義母にしていました。「辛かったね」「よく我慢したね」と慰める一方、「夫婦の問題は妻がすべて我慢すればいい」「男の人をそこまで怒らせるあなたにも原因がある」「産んだことのない一番手のかかる長男だと思って」など、夫の非を認めるどころかすべて妻の私に責任転嫁してきました。
3、周囲の言葉で目が覚める
子どもが生まれ周囲のママ友に夫の愚痴を話すと、「普通の夫婦の我慢のレベルを超えている」と言われました。そのあたりから違和感を覚え、公的機関に電話相談すると「精神的DVを受けている可能性が高いので、一度来所相談してください」と言われました。
来所相談にいくと「円満調停」を進められ、「ご主人と再構築したい気持ちがあるのなら、あなたの本心で円満調停をしたいことを伝えてみたら?」と言われ、勇気をだして夫に伝えるも「夫婦の問題を第3者に話すなんて裏切り行為」「そんなことで仕事をやすみたくない」と言われたため離婚を決意しました。
DVに心当たりのある方は、1人で抱え込まずに、必ず無料の相談所に相談して下さい!!
ポイント
- 必ず証拠を残すこと
・怪我を写した写真、散乱した部屋の様子を写した写真
・暴言を吐いている録音テープや日記
・脅迫メール、脅迫状(手紙)
・医師の診断書
・暴力を受けていることを知っている知人がいればその人の証明書 - 必ず無料の相談所、警察に相談すること
・警察に行って事を大きくしたくないのであれば無料相談所へ行く。
・相談したという記録を残すことが大事。
離婚までの経緯、その過程での悩み
離婚を決意してからは、図書館でひとり親の生活や仕事、離婚に関する本を借りて知識を得ました。
公的機関(婦女相談、DVセンター、市役所の女性相談課、子育て支援センター、警察署、法テラス)に相談し、相談履歴を残しました。その後、夫が仕事に行っている隙をみて、子どもを連れて別居し、弁護士を経由して調停を申し立てました。
同居中に離婚を決意したため、借りてきた本が夫にバレないように保管するのにひやひやしました。また、実親は県外で頼れなかったため、荷物の運び出しをするのに、ママ友たちに事情を説明し、手伝ってもらいました。
ポイント
必ず親身になって相談に乗ってくれると思います。
ただし、身近という点では感情に流されたアドバイスを受けることもあると思いますので、一番のおすすめは無料の相談所です。
第三者の方が、客観的なアドバイスをくれる場合もあります。
離婚を決めて良かったこと、悪かったことなど
良かったこと
離婚は成立していませんが、別居をすることで、自身が精神的に楽になりました。今までは、何がきっかけでキレるかわからない夫を怒らせないように、常に顔色を伺っていました。それが自身のなかでどれだけストレスだったか夫と物理的に離れることで初めてわかりました。
悪かったこと
専業主婦で収入がないまま別居に至ったため、今後の金銭面で不安があります。子どもは幼稚園に通っていましたが、引っ越し先で転園したため、新たに購入するものがあるなど、現在は自身の独身時代の貯金を切り崩しながら生活しています。また、別居中でも婚姻関係にあるということで、ひとり親の手当は一切支給されません。児童手当も夫の口座から私の口座に切り替える手続きに離婚調停の資料が必要だったため、2か月分は夫の口座に振り込まれてしまいました。今後、別居中ひとり親でも手当の支給があったり、児童手当の切り替えが即日できたり、法律が改正させることを祈ります。
離婚を決めた後の現状
別居してすぐに就活を始めました。離職してしばらくだったため、マザーズハローワークのパソコンセミナーに通ったり、職業訓練に申し込んだりしています。
マザーズハローワークとは?
きめ細かな相談等に応じておりますので、お気軽にご利用ください。利用料等一切無料です。
マザーズハローワークの所在地一覧は下記をクリックして下さい。
所在地一覧(厚生労働省ホームページより)
離婚を考えている方へアドバイス
結婚生活に違和感を覚えたら、身内ではなくてまずは公的機関に相談してほしいです。
私の場合は、義母を信頼し相談し続けていたため、「どこの夫婦もこれくらいのことを我慢しているんだ」「結婚は忍耐っていうしな、、、」と考えてしまい夫のモラハラに気が付くのが遅れてしまいました。
また、お金は大事ですが、離婚原因がDVであれば、自身が逃げる体力気力が残っているうちに行動に移してください。DVであれば、県営住宅、シェルターで逃げ場所の確保はできます。今後のことは逃げてからでも考えられます。自身を大切にできれば他者も大切にできます。まずは、自分自身を大切にするという感覚を思い出してほしいです。
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 離婚を意識した理由
1、元夫のDV、モラハラ
2、異常なまでの義母の元夫による過保護さ
3、友人への相談で現状の夫婦生活の異常さを知り、この異常な状況を把握できたため - 離婚までの経緯
1、無料の公的機関へ相談
2、別居
3、弁護士を立て調停申請(現在、申し立て中) - 離婚を決めて良かったこと
精神的ストレスが少なくなったこと - 離婚を決めて悪かったこと
経済面の心配が出てきたところ
児童手当の申請(切り替え)が大変なところ - 離婚を決めた後の現状
マザーズハローワークのパソコン教室や就業訓練に通い、就職に向け活動している - 離婚を考えている方へアドバイス
1、無料の公的機関に必ず相談すること
2、離婚は体力・気力を使うので、それがあるうちに早めに行動すること
3、自分自身を大切にすること
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