今回は妻のギャンブル依存症が原因で離婚をされた方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(男性)
- ご職業 離婚当時は高校教師、現在は税理士事務所勤務
- 現在の年齢 44歳(2021年1月現在)
- 離婚時の年齢 30歳
- 結婚期間 2001年~2006年まで
- 子供 なし
- 離婚種別 協議
- 慰謝料 なし
- 財産分与 なし(自己破産)
元妻との出会い
当時25歳。よく利用していたお弁当チェーン店に弁当を買いに行ったある日、割り箸と一緒に名前と連絡先が記入されたメモが付いていました。その日の店員さんの様子がおかしかったので、「何かの罰ゲームか何かですか?」とメモに書いてあった連絡先に連絡すると、元妻から告白され付き合うことになり1ヶ月ほどでスピード婚をしました。
離婚を意識した理由
元嫁のキャシングが発覚
元嫁は年上だったこともあり、口座を全て預けていました。ある日の休日、カード会社から利用代金未納の連絡が入りました。話を聞くと、口座引き落とし不能の文書を送付していたが入金の確認が取れないとのことを知らされました。
仕事から帰ってきた元妻から話を聞くと、どうやら寝ている間にカードを抜き取りキャッシングしていたとのこと。使用用途は、元妻の弟にお金をせびられていた為にお金を渡してしまっていたことと、元嫁はパチンコ好きでギャンブルに費やしていたとのことでした。
過去にもお金が理由で離婚していたことなどを打ち明けられ、とりあえず二度と同じことはしないことを約束に銀行ローンを契約し支払いの一本化を行い、毎月の支払いがなんとかなりました。
2度目のキャッシングが発覚、そして妻の失踪
ところが、また同様にキャッシングを行い、元妻名義の借り入れも滞っていたようで、ついには裁判所からの文書が届きました。そのことを知ったのは、突然の妻の失踪でした。置き手紙と、車と家の鍵があり、警察に連絡し必死に探しましたが見つからず家にいると、その日の夕方には帰ってきました。
2人の収入では到底返済できる状況ではなくなり、司法書士に相談し、とりあえず元妻の裁判は任意整理ということで和解となり支払いが始まりました。追いつめられた元嫁はうつ病となり、また失踪する事態になりました。
自己破産申請
私は、収入が減少したうえ元嫁の通院代が重なり自己破産することになりました。自己破産になれば、裁判所に自分で行かなければならず、高校教師を続けていくのは困難と判断し退職して実家に帰ることになりました。
とりあえず、元妻は落ち着くまで実家で一緒に生活することにしましたが、互いに離婚を希望していました。
離婚までの経緯、その過程での悩み
職を失った後は地元で求職活動を行い、なんとか一ヶ月で無事就職することができました。
裁判は、地元を管轄する裁判所で行われることとなりました。仕事を休んで出頭し無事自己破産が成立しました。その後は、元妻は通院を何度か繰り返し、落ち着いたところで時間外に役所へ離婚届を提出しました。
離婚するまでは毎日がお金のことばかりが頭にあり、精神的にも疲れ切っていました。自己破産することで借金はなくなりましたが、元妻は任意整理なので支払いが残り、毎月支払う自信がないとのことで、毎月お金を振り込んでもらい、不足分を加えて代理返済することになりました。不足分を私が支払うことに毎月理不尽を感じながらも、数年後ようやく支払いを終え、完全に関係が終了しました。
離婚後良かったこと、悪かったことなど
お金の心配がなくなり、精神的にも楽になりましたが、自己破産したことでクレジットカードが7年間持てないことは本当に不便でした。給料も下がり、実家でなければ生活できない状況でした。
手続きについては、時間外窓口に離婚届を提出し社会保険の扶養を外すだけでしたので、すんなりと行えました。保険等はすでに解約済みであったこと、子供がいなかったことが不幸中の幸いでした。
離婚後の現状
現在は、実家を離れ新しい職場に転職し、自由な生活を送れています。
クレジットカードも発行できるようになり、何不自由ない生活を送っています。
再婚については、現在は考えていません。子供もほしいですが、年齢も年齢ですし、本当に心から信用できる相手が現れるまでは自ら積極的に探そうとは思っていません。
新型コロナウイルスの影響で出会える場面が減っていますが、今は複数の年下の飲み友ができ楽しい日々を送っています。
離婚を考えている人へ具体的アドバイス
結婚はきっかけとタイミングで簡単に行えますが、離婚は世間体を考えると難しいかもしれません。
一時の人目を気にして自分の人生を無駄にするよりも、離婚を意識するようになったら速やかに離婚した方がいいと思います。
昔と違い『離婚』が当たり前の時代です。自分の人生を大切にしてください。
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 元嫁との出会い
行きつけのお弁当屋で連絡先を渡されたことで付き合い、結婚 - 離婚した理由
元嫁の再三のキャッシング、その返済などによる自分の自己破産 - 離婚までの経緯
自分の自己破産の手続きが完了、元妻の体調が安定したのちに離婚届を提出 - 離婚して良かったこと
精神的に楽になったこと - 離婚して悪かったこと
特になし - 離婚後の現状
気持ちも生活も落ち着き、なに不自由なく暮らしている - 離婚を考えている方へアドバイス
現在では『離婚』は当たり前なので、世間体を気にする必要はない
それよりも自分の人生を大切にすることの方が必要
関連
男性の離婚体験談はこちらをクリック
Twitterでブログの更新情報をお知らせしています。気軽にフォローしてください♪
@leadanewlife