今回は性格の不一致、夫のモラハラが原因による離婚体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(女性)
- 職業 大学教授の秘書
- 現在の年齢 44歳(2021年2月現在)
- 離婚時の年齢 38歳
- 結婚期間 2005年12月〜2014年9月まで
- 子供 なし
- 親権 なし
- 離婚種別 協議
- 養育費 なし
- 慰謝料 あり(300万円)
- 財産分与 なし
元夫との出会い
以前婚約していた元カレの浮気が原因で振られた私は、自暴自棄になっていました。そんな私を救おうと母の友人が私に男性を4人紹介するから好きな男を選んでと言ってくれたのです。紹介された男性4人の中で海外へ留学していた経験があったのが元夫でした。私も婚約していた元彼と一緒に留学していた経験があったので共通の話題が作れると思い、元夫と会うことを決めました。初対面の時からすぐに意気投合し、その後間もなく付き合うことになって、結婚を意識するまで時間がかからず半年後に結婚しました。
離婚を意識した理由
モラハラ
元夫は、人より勉強が出来て頭が良いだけで自分以外の人の気持ちを全く理解しようとせず、基本的に人を見下していました。結婚生活を送っているうちに私は、妻からただのお手伝いという存在になっていたように感じます。
価値観の違い
元夫は人とプライベートの話を会話することが嫌いな人でした。女子同士の会話のように、結論の出ない話を聞くことを極端に嫌がっていて、夫婦の会話というものが徐々になくなってしまいました。
そして家族に対してや友達、仕事に対する価値観の相違が大きくなり、二人の間のに大きな溝ができて心が離れてしまいました。
離婚までの経緯、その過程での悩み
元夫は、結婚2年目に会社員を辞めてから1年で行政書士の資格を取って、すぐに開業をしてしまいました。もちろん、すぐに顧客がつくわけがなく無収入になり、生活が不安定になり始めたのです。
私は元夫へまずはどこかの行政書士事務所に就職して欲しいと頼みました。聞き入れてもらえず、行政書士の仕事の他にアルバイトを2つ掛け持ちし始めて昼夜逆転の生活が始まり、私たちはすれ違いの生活を送っていました。すれ違いの生活が始まってからは、会話はもちろんのこと夫婦の営みも全く無くなり、いわゆるレスの状態でした。そんな生活を送っていると、私は不安障害を患ってしまったのです。
結婚6年目を過ぎた頃、仕事のストレスで症状が一時的に悪化してしまいました。そのことで通院が始まり、カウンセリングを受け始めました。元夫へ病気のことで悩んでいる事を相談したくても生活リズムがすれ違っているため会えず話もできない。やっと相談できたと思ったら、私の病気のこと全く理解しようとせず「そっか、頑張って」の一言だけで、他人事のように受け取られました。精神的に参っている時に妻に寄り添おうともしない元夫に対して、この人と夫婦でいる意味がない。この先何十年一緒にいても、一人でいるのと変わらない。そう思うと、元夫への愛情が一気に冷めて離婚を決意したのです。
その後元夫へ離婚したいと打ち明けると、予測していたかのようにあっさりと受け入れてくれました。離婚の承諾は早かったのですが、それだけでは全然安心できませんでした。元夫は行政書士として仕事をしていて法律の知識が豊富でしたし、頭が切れて詐欺師にでもなれるのではないかというくらい悪知恵が働く人でした。
だからそんな男に言い包められないようにしなくては!と必至で弁護士を探して、早々に相談へ行き、そここで策を講じました。元夫に伝えるセリフをしかかり考えました。とにかく早く縁を切りたかったので、揉めずに早くケリをつける方法として、慰謝料請求のみにしました。万が一もらえなくても良いかなくらいに思っていましたが、なんとか払ってもらえたので良かったです。
慰謝料として300万円を認めてもらえた理由としては、私が精神的疾患を患ったことで、自分のせいだと素直に認めたようでした。思いのほか早く自分の非を認めて責任を取るということで、支払ってくれました。
離婚後良かったこと、悪かったこと
良かったこと
結婚生活であったストレスが徐々になくなり体調も安定してきたのは良かったです。
悪かったこと
私は実家の両親者兄妹にも元夫の離婚について全く相談しておらず、ましてや何年も悩んでいることも話していませんでした。病気がちな父を介護する母へ心配をかけたくない思いがあり言えずにいたのです。
離婚を決意後に報告しに行くと、とても驚いて何度も何度も反対されました。協議離婚の最中、母親を説得するのが大変でした。
離婚後の現状
離婚の決意後は実家で生活を送りました。両親はいつもケンカが耐えなかったので、協議離婚の最中もあまりあまり相談出来ませんでした。おまけに、これからの人生プランについてなど大事な事を考える時間もありませんでした。せっかく幸せになるための決断をして離れたのに、両親の仲裁をしている日々だったので、また精神的に不安定になってしまいました。わたしはそれに耐えられず実家を出て一人暮らしをしました。今はゆっくりと自分の今後のことを考えられる余裕が持てました。精神的にも落ち着いていて、病気の症状の方も安定しています。
離婚を考えている方へアドバイス
離婚という大きな決断をする際は、前もって誰かしら身内の人に相談を持ち掛けることをお勧めします。親が無理ならば、他に誰か頼れる身内の人でも良いと思います。離婚する時は精精神的精神的な負担が多くなります。
いざ親への報告や協力を求めようという状況で、反対されたときや受け入れ難い対応の時に、味方に付いてもらうと説得しやすいし、精神的に良いと思います。
そして、離婚後の話し合いの中ではどうしても気持ちが高ぶって感情的になってしまうものです。それでもしっかり相手に主張ししなければ負けてしまう可能性もあります。そのためには、事前準備の一つとして、伝えるべき内容をメモへセリフ形式に書き出して伝える練習をしておくと、感情的になってしまったときの対策になります。
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 離婚を意識した理由
1、モラハラ
2、価値観の違い - 離婚までの経緯
1、元夫の転職による生活の不安から不安障害に陥る
2、それに対して元夫のフォローがないことで、気持ちが一気に冷め離婚を申し出る
3、その後、協議離婚 - 離婚後良かったこと
・精神的なストレスがなくなり体調が安定してきたこと - 離婚後悪かったこと
・母親に説明をすることが大変だったこと - 離婚後の現状
・一人暮らしをし、一人の時間を持つことができ前向きに生活中 - 離婚を考えている方へアドバイス
1、離婚を決断する前に誰かに相談することは必要
2、離婚での話し合いはどうしても感情的になってしまうため、言いたいことは事前に練習したりメモにまとめておくことがおすすめ
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