今回は性格の不一致が原因で3つの病気が発症してしまい、調停離婚に発展した方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(男性)
- お住まい 千葉県
- 職業 ライター・リフォームアドバイザー
- 現在の年齢 36歳(2021年1月現在)
- 離婚時の年齢 36歳
- 結婚期間 2007年3月~2020年12月まで
- 子供 あり
- 親権 相手
- 離婚種別 調停
- 養育費 あり(支払い金額10万円/月)
- 慰謝料 なし
- 財産分与 共同貯蓄口座の300万円を折半
元妻との出会い
高校時代の1つ年下で、在学中は一度も話したことはありませんでした。私が高校を卒業し、上京して1年半ほど経ったある日、スーパーで買い物をしていると、当時看護学校に進学していた元妻とたまたま出会い、お互い顔を知っているという簡単なことで付き合い始めました。その2年後、子供ができたことをきっかけに結婚しました。
離婚を意識した理由
子供が生まれ、地元に引っ越した私達は2人目も生まれ幸せの絶頂期でした。
しかし、2人目の子供が生まれてから元妻は、朝は起きない、弁当も作らない、支度が遅いという状態になっていきました。
こういった理由から、だんだん元妻を相手にするのが面倒くさくなり、帰宅時間が遅くなる日が増えていきました。
子育てや家事が大変なのはわかりますが、当時自営業として独立した私は、月30万家庭に入れ自分自身の保険料や朝食代、また携帯台などすべての支払いを別途で払っていた状況でしたので、元妻の態度や行動には不満が募っていきました。
家族の為によかれと思い必死で働いてきたのが馬鹿らしくなったことと、元嫁のお金に対する無神経さに嫌気がさし、離婚を考えるようになりました。
正直この時点で顔を見るのも嫌になっていたと思います。まだ24歳の私が月50万稼ぐのは、本当にしんどかったです。
離婚までの経緯
1.アルコール依存症
この頃の私は、もう家にも帰りたくなくなり仕事が終われば車の中で酒を飲み、そのまま寝てしまう生活が増えてきました。朝一度家に帰って元妻と顔を合わせるも会話することもなく、自分の支度をして再び仕事に行くという生活が当たり前。
こういった生活が続いた中で、私も酒を飲む量・回数が増えてしまったことで私は「アルコール依存症」と診断されてしまいました。この結果、依存症が治るまで実家に帰る事が決まり、すべてにおいて私が悪いという結果になりました。
2.突発性難聴
当時、精神的にはズタボロで「アルコール依存症」は治ったものの今度は「突発性難聴」という病気にかかってしまいました。その結果、ほとんど耳が聞こえなくなり、人と話す機会がなくなり、仕事もできなくなりました。そういった状況にもかかわらず、元妻のサポートは一切ありませんでした。
3.うつ病
アルコール依存症と診断されたことで周囲の反応が悪くなったこと、そして突発性難聴が発症したことで仕事が出来なくなったこと、そして元妻のサポートがなかったことで、私の精神は崩壊してしまい「精神病院」に1ヶ月入院することになりました。
もちろんその間は無収入ですが、それにも関わらず生活費だけは振り込めと言ってくる元妻。本当に殺してやろうかと何回も思いました。退院後は、元妻と別居をする形になりました。
両親間での話し合い
このような状況で私の両親と元妻の両親が集まり話し合いをしましたが、結局結論は出ずに2年が経ちました。その間私はずっと耐えて生活しておりましたが、とうとう限界が通り越したので調停にて離婚をする申請をしました。
離婚調停
調停では、主に財産分与、親権、養育費についての話し合いを行いました。
財産分与に関しては、私名義の貯金300万円を折半すること決着、親権と養育費に関しては、相手・月10万を支払うという話で決着しました。
私にしてみれば、妻に対する態度や行動に不満が募ってでの離婚の為、ここまでの条件をのむことはないのかもしれませんが、当時は肉体的にも精神的にも辛く、早く元妻との縁を切りたいという理由からこれらの条件をのむ形になりました。
ちなみに親権に関しては悩みましたが、子供に離婚の事を話した時に「大人になったら会いに来る」と言ってくれたので譲ることにしました。
離婚後の現状
離婚して1ヶ月がたちようやく落ち着いてきたものの、心の中は複雑で極力考えないようにしています。すべてを失いパソコンでの仕事をはじめ、何とか生活しています。自由は自由です。何もしがらみがなくなり、自分の意志で行動ができます。
子供にも会えず、必死に働いて築き上げた環境もなくなったことは残念ですが、月日が経てばそんな感情も薄れていくと思っており、新しい生活になじもうと頑張っています。
離婚を考えている方へアドバイス
この記事を読んで下さった方へ、一つだけお伝えしたいこと、考えて頂きたいことがあります。
いろいろ経緯がそれぞれあり、離婚という決断をするかどうか悩まれている方もいらっしゃると思います。ただ「失ったものは帰って来ません!」私の場合は「子供」だけです。
「お金がなくなった、家もなくなった、耳が聞こえなくなった」。私の場合、この程度は1ヶ月経った今ではたいしたことでも何でもなく、ただただ「子供」に会えない、両親から孫を奪ってしまった、それだけです。結婚して新しい家庭を持つためには、あらゆる人達に支えられて、助けられて成り立ちます。みんなから祝福されて築き上げた家庭が、約束されていた未来が一瞬で自分の元から離れて行ってしまいます。
私が言うのもなんですが、もう一度自分以外の周りの人の気持ちを考えた上で、ご決断をされても遅くはないと思います。
後悔してないと言ったら嘘になってしまします。現実から逃げていると言った方が適切かもしれません。一時の感情で動いてしまうと、今の私の様になるかもしれません。以上、離婚して1ヶ月の心中、現状を含めた体験談でした。これからの自分と向き合い頑張って生きて行きたいと考えています。
まとめ
今回の体験談のまとめ
離婚を意識した理由
・元妻への生活態度の不満から
離婚までの経緯
1、互いの両親交え離婚に対して話し合うも2年間解決せず
2、我慢の限界を感じ調停離婚を申請し、離婚
離婚後の現状
・自由に暮らし、新しい生活に向け日々奮闘中
離婚を考えている方へアドバイス
・一時の感情で行動するのはやめましょう
・一度冷静になる時間を取るか、周りの人に相談しましょう
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