今回は、子供の自立・高校進学(寮生活)により、妻の生活態度が一転したことが原因で離婚をされた方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(男性)
- 職業 自営業
- 現在の年齢 49歳(2021年1月現在)
- 離婚時の年齢 43歳
- 結婚期間 1992年7月~2015年11月まで
- 子供 あり(離婚時は21歳と17歳)
- 親権 相手
- 離婚種別 調停
- 養育費 月6万円+α
- 慰謝料 なし
- 財産分与 なし
元妻との出会い
高校の同級生(高校時代は顔見知り程度)
離婚を意識した理由
子供が成長し、第二子(長男)への異常なまでの執着。
元嫁はパート勤めだったのですが、パート勤めが6年たった時、旦那のお金は家のお金、私のお金は私のお金という感覚だったようなので金銭感覚についていけなくなり離婚を考え始めました。
離婚までの経緯、その過程での悩み
家事をしなくなった元嫁
長女は他県に就職、長男がスポーツ特待で他県に進学、突然2人だけ生活が始まりました。
子供が側にいなくなった為か元嫁はスマホゲームに熱中。
四六時中スマホから手を離さなくなりました。(出会いアプリ等での浮気を疑ったが、その辺はあまり突っ込んで追及しませんでした。)
当然家事をしなくなり徐々に関係が悪化していきました。
離婚に対しての話し合い
半年かけて離婚への話をし、協議離婚をこちらから申し立てをしました。
そこから月1回程度の話し合いを経て、半年後に調停での離婚が成立しました。
調停離婚を選択した理由
夫婦2人だけの問題であれば、協議離婚で終わったのかもしれませんが、まだ高校を卒業していない子供もいたので、第三者(調停員)を入れて養育費だけはしっかり決めて、公正証書を作っておこうという思いから調停離婚の申し立てをしました。
私にとっては不利な条件でしたが、子供に相談もなく離婚してしまう父親としての責任、そして養育費の事だけは責任持ちたかったので了承しました。
公正証書を作っておくと、養育費払えない場合は差押えなどあるため、自分に対してプレッシャーかけるつもりで公正証書をつくりました。
また、早く離婚問題からさりたかったの調停回数4回目で印鑑を付きました。
これ以上長引かせて、裁判までして平等な負担に持っていく事も出来たかもしれませんが、離婚問題に付き合いたくないが本音でした。結局後で色々出てきて苦労しましたが…。
離婚調停では
1.共有財産について
調停しても男性側が不利になることばかりでした。
私は共有財産の件を調停員に相談しました。
調停中は直接相手側に連絡していなかったので調停員経由で共有財産の件を確認してもらうと、テレビと冷蔵庫以外の持ち出しが確認できました。
留守中に相手側の義妹が勝手に元嫁から鍵を借りて勝手に持ち出したらしいのですが、
『窃盗罪では?』と調停員に相談するも、『今さら相手側のご両親ともめるのは良くない』と言われ、正直納得できませんでしたが泣き寝入りしてしまいました。
結局買い替えて間もなかった為、ローンだけが残りました。
2.親権について
親権は相手側に渡りました。
親権の話に関しては、『親権なくても親子関係は永遠ですよ』と調停員に言われ、こちらも特にこだわりがなかったため了承しました。
長男は他県での寮生活のため家にはいませんが、学費や寮費、食費はこちらが負担しているのにも関わらず、児童手当やその他の手当等は親権をもってる相手側にあるのは正直納得いきません。
役所に抗議して、色々説明し納得もしてもらえたが、『決まりですので。』の一言で諦められました。
離婚後良かったこと、悪かったことなど
良かった事
とにかく精神的に楽になれた事。
悪かった事
生活を1から建て直すのは大変でした。
調停期間中に相手側がアパートを借りて引っ越し、共有財産である家具家電をすべて持ち出されたため、1から準備するのは大変でした。
離婚成立後に通帳から毎月引き落としがあることに気づいたので調べると、銀行のカードローンが残っていることがわかりました。
銀行に確認するが、ローン契約者は自分になっており(もちろん自分で契約もしたことはない)、その事を主張するもあえなく撃沈しました。
昔は契約者本人でなくても印鑑さえあればローン出来たらしいです。

離婚後の現状
元嫁が子供達へ何と言ってるかわかりませんが、一切連絡がなくなりました。(おそらく悪く言われてるのでしょう)
最初は孤独で寂しい気分になりますが、半年程度でなれました。
今でも相手側からは、たまに会いたいメールきますが5年間無視しています。
5年たち新しい彼女も出来て少しずつ普通の生活が出来るように頑張っています。
離婚を考えている方へアドバイス
調停離婚を考えてる方へ。
調停員にもよりますが、私の場合は淡々とテンプレート的な感じで話が進んでいきました。
離婚理由がなんであれ男性側が不利なる事ばかりです。
世の中は男女平等男女差別しない風潮ですが、不貞行為以外の離婚に関してはまだまだ女性側が有利な状況に話は進んでしまいます。
離婚成立までに養育費、財産分与、負の財産分与、不動産や動産(家電等)等の細かい取り決め、保険、ローンの保証人等の取り決めを行って下さい。
今は色々なサイトで調べれば離婚までに決めないといけない事はわかりますが、実際、調停中の話し合い時は感情の方が大きくなって、こんな面倒な事から早く解放されたいっと思い色々妥協してしまい後に後悔します。
調停員もその他案件を多数抱えてる為、親身に相談乗ってるくれてる感じはしませんでした。
親権うんぬんは成人するまでなので特に気にする必要ないかと思います。
ただ諸手当や各自治体からの手当は養育してなくても親権者にいってしまいます。
また家のお財布を奥さんに任せてしまってる人は注意です。自分の知らない事が後々多々出てきます。
離婚話になってきたら預貯金が下ろされてないかとかはしっかり把握しておいて下さい。
最後に、感情だけで何もかも決めてしまわない事がとにかく重要だと思います。
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 離婚を意識した理由
長男への異常な執着、そして子供が家を出た事により家事など何もしなくなったため - 離婚までの経緯
協議にて離婚を提案するが、半年間かけて話し合いののち最終的には自分にもケジメをつけるため調停離婚 - 離婚後良かったこと
精神的に楽になれたこと - 離婚後悪かったこと
生活をまた1から立て直さなければならなかったこと
自分の知らないところで組まれた銀行のカードローンが残っていたこと - 離婚後の現状
新しい彼女ができ、前向きに新しい生活を送っている - 離婚を考えている人へアドバイス
調停離婚を考えている方は、離婚成立までに必要な取り決めの整理をしておくこと
感情的になり曖昧に考え進めるのではなく、冷静になって客観的に判断することが必要
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