今回は夫のモラハラにより離婚をされた方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(女性)
- 職業 現在無職
- 現在の年齢 49歳(2021年3月現在)
- 離婚時の年齢 40歳
- 結婚期間 1995年10月~2012年9月まで
- 子供 あり(離婚時は11歳と9歳)
- 親権 相手
- 離婚種別 協議
- 養育費 なし
- 慰謝料 なし
- 財産分与 なし
元夫との出会い
友達の同級生で、紹介されたことにより付き合うことになり結婚しました。
離婚を意識した理由
結婚して、大切な言葉を言わない人でした。
1言えば10わかれ、みたいな感じで、モラハラも酷くて、好かれている感じがしなかったです。
そして、大切にされてるとも思えなかったです。
我慢の限界が来て、心が病んでしまったことが離婚を意識した理由です。
離婚までの経緯、その過程での悩み
結婚して半年ほど、ほぼ夫婦間の会話もなくなり、子供を通して会話をするようになりました。
何度も話そうと思いましたが、私の心がもう病んでしまってて、一緒に寝ることもできませんでした。
関係修復を考えて、別居を申し出ましたが、離婚と言われて離婚することに。
子供の親権や養育権でかなり揉めました。
私には頼れる実家もなかったため、夫の暴言に耐えるしかありませんでした。
女の私の給料では養えない事、お前はまともに何もできないなどの暴言。
挙句には、私の職場に右翼の車を行かせるぞ!などの脅しまで。
私は妊娠悪阻がひどく、妊娠中の流産や早産の危険もあり、私自身がこれ以上の妊娠には耐えられないと思い、不妊手術を受けていましたので、もう子供を授かる事はできません。
半年ほど、子供のことについて話合いましたが、夫は頑として聞き入れてくれませんでした。
私も精神的に参っていたため、親権も養育権も手放すことにしました。
私には、話した様に、両親はおらず実家もなかったため、言いなりになるしかありませんでした。
子供を捨てたつもりは全くありませんが、今、子供からは自分は捨てられたと言われています。傷つきます。
離婚後良かったこと、悪かったことなど
離婚してからの方が、夫と仲良く話せる様になりました。
手続きも離婚届のみで、そのまま夫の姓を名乗ってますので、特に難しくなかったです。
お互い、嫌いで別れるわけではなかったので、やり直すつもりもあり、私はそのまま夫の姓を名乗る事にしました。
そのことは夫も同意してくれました。
もし、夫に何かあり、私が子供を引き取ることになった時、子供の姓が変わるのも嫌でした。
自分の両親が離婚していた為、私自身何度も姓がかわりました。とても嫌な思い出です。子供たちにはその様な思いをさせたくなかったのもあります。
養育費などは請求された事はありません。
私の所得が低いためですが、その点ではありがたかったですが、申し訳ない気持ちもあります。
そして、離婚して10年になります。夫と何度かやり直そうとしましたが、うまくいかず、やり直せないままで、今は1人ですので、今後が不安です。
離婚後の現状
今は1人暮らしをしています。
持病のせいで働けなくなりました。
子供たちはたまに遊びに来てくれますが、やはり1人ですし、風邪ひとつひいても心細くて辛いです。
年を経る毎にさびしさが増してます。
離婚を考えている方へアドバイス
離婚は結婚よりも気力がいります。
子供も居てがまんできるなら、できれば離婚は避けた方がいい様に思います。
私たちはやり直すつもりでしたので、そこまで深くは考えませんでしたが、やはり、一度でも籍を抜いてしまうと、気持ちも離れてしまうものなのでしょう。自分も夫も歳をとります。気持ちの変化、態度も変わったりしますし。
どうしても離婚の選択をするなら、今後のことも冷静に考えてみるのもいいです。
わたしには頼れる実家もなかったのでそう思います。
また、それでもどうしても離婚しかないと考えてるなら、やはり、離婚についての財産分与、また、子供がいるなら養育費など、弁護士に相談するのが賢明です。
後々やはり女性には不利かなと思います。
まとめ
今回の体験談のまとめ
離婚を意識した理由
・元夫からのモラハラがひどく精神的に病んでしまったため
離婚までの経緯
1、精神的に病んでしまい、距離を置くために別居を提案
2、しかし離婚を伝えられ、泣く泣く了承し協議離婚
離婚後良かったこと
・離婚してからの方が元夫と話せるようになったこと
離婚後悪かったこと
・離婚後の生活面が不安なこと
離婚後の現状
・持病のために働けなくなり、日に日に寂しさも増している
離婚を考えている方へアドバイス
・離婚を決断する前に一度冷静になって考えること
・財産分与や養育費など、主張できる権利は主張すること(弁護士に依頼するのも1つの方法)
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