今回は自身の不倫が原因で離婚された方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(女性)
- 職業 製造業
- 現在の年齢 49歳(2021年2月現在)
- 離婚時の年齢 26歳
- 結婚期間 平成3年1月〜平成10年9月まで
- 子供 あり(離婚時は 7歳)
- 親権 自分
- 離婚種別 協議離婚
- 養育費 なし
- 慰謝料 なし
- 財産分与 なし
元夫との出会い
大学時代に知り合った友達との合コンで出会いました。
離婚を意識した理由
元夫とは、私が大学に入学し初めての合コンで知り合ったのが最初の出会いです。
仕事をした経験もバイトの経験もない私は社会人として仕事をしていた元夫がその時はかっこよく見え、付き合うことになった時はとても嬉しかったのです。
子供が出来たので結婚したいと言った時、私は両親に大反対をされました。と言うのも元夫は一つの仕事が長続きしない人でした。
でも最後には私の頑固さに負け、両親も認めてくれ入籍したのは妊娠8か月位の時です。
そして子供が産まれて1年後、元夫の勤めていた会社が倒産し、見つけた仕事の都合で単身赴任生活が始まりました。
私は、義母の勧めもあり、日中は義母に子供(息子)を預け仕事を始めました。色々な人と出会ううちに、仲の良い男友達ができ、その中の一人と不倫関係になりました。
その男性から「離婚して自分と再婚してほしい」と何度も言われるうちにそのころには、生活費の振り込みも帰省もしなくなった元夫より、その男性を頼りにするようになり、離婚を意識するようになりました。
離婚までの経緯、その過程での悩み
帰省のタイミングを狙い、離婚届けにはんこを押してもらうためには、自分の弱みを掴まれないように、不倫関係の男性とは離婚が成立するまで連絡を取らないなどの計画をたてました。
元夫への愛情はないのですが、息子がとにかく義母に懐いていた為、離すことへの罪悪感、そしてこれからこの男性と息子が上手くやっていけるのか、自分では離婚への気持ちが固まっているのに、最初の一歩が踏み出せないことにいら立ちもありました。
また、両親の反対を押し切って結婚した手前、相談もできなかった事、プライドの高い父親は駆け落ち状態で結婚した私を土下座しないと家に入れない昔気質の人だった為実家には帰れない、など離婚は決めたものの、そこから先が大変でした。
しかも、周りには結婚している友達も、まして離婚している方もいなかったため、本当に誰にも相談できず、何から手をつけていいのか、何から動いていいのかも分からず、大変でした。
離婚成立までの経緯は、元夫とは話し合いは何度もしました。
それでも元夫は離婚しないと譲らず、私は周りから固める計画を立てました。
本当は話したくなかったのですが、話し合いがどうにも進まなかったので、仕方なく義母に報告をしました。
仕事を始めてからの自分の収入、息子との生活スタイルなどを義母にも話し、義母も離婚経験者だったので、別居したままよりは自分も手伝うから離婚しなさいと応援してくれました。
話し合いから1〜2年程かかりましたが、「お前1人でちゃんと育てられるわけがない」とか「俺と離婚したことを絶対後悔する」とか捨てゼリフは何個も言われましたが、言いたいだけ言ったら最後にはやっと離婚届にはんこを押してもらいました。
離婚後良かったこと、悪かったことなど
離婚後、悪かったことというか、一番困ったのが両親の大反対を押し切って結婚した為、離婚しますと言えなかった事です。
その当時私は10代で妊娠出産をしているので地方では離婚して戻ってくると噂になるため実家にも帰れず、そして息子も小学校に入学していた為、苗字が変わるのが嫌だということで旧姓にも戻せず、再婚してほしいと言っていた男性も実際離婚をするといきなり態度が変わり、連絡がとれなくなってしまったことです。
全てがマイナスの方向に向いてしまい、このままどうしようと悩みました。ただ、手続きに関して、通帳や免許証などは、名前も住所も変更なかった為その手続きはすんなりいきました。
しかし、ひとり親家庭の為医療費の証書をもらうのですが仕事を変わるとその度に市役所で変更しないといけない手間がありました。
離婚後の現状
その後は私の収入と児童手当などで生活してきたのですが、これからの事を考えるともっと貯蓄を増やしたいと副業もしました。
養育費も慰謝料もなかった為生活には余裕はなかったのですが、義母も自分の息子の不甲斐なさが離婚の原因だとの責任から、何かと世話をやいてくれましたし、実家の両親も支えになってくれ、そして、仕事で知り合った男性も何かと親身になってくれました。
お互い離婚歴があることから、再婚という縛りを気にせず一緒にいれたため、息子が18歳になっても関係が続いていたら結婚しようと心に決め、それから
は、とにかく息子の為に生きてきました。
そして、去年息子も結婚し私は今、両親の介護とずっと関係の続いている男性とは事実婚のような週末だけ一緒にいるちょうどよい関係を保っています。
離婚を考えている方への具体的アドバイス
私は離婚してよかったと思っています。
精神的にも楽になり、自分達の生活ペースを掴むことができました。
ただ、金銭的には厳しいものはあります。
元夫に念書も書かせましたが、約束も守られず、あっという間に金銭的には厳しい状況になりました。
しかし、周りの協力もあってなんとかやってきました。そのうえでアドバイスするのなら、私の時代はなかったネットや、SNSなどいくらでも情報収集の手段はあります。
離婚は悪いことではありません。私はひとり親家庭だからこそ受けられる児童手当、医療費控除、税金の控除メリットなどありとあらゆるものをうけました。
離婚しようと思った時点でもう考えは決まっているようなものです。一緒にいてもつらいのなら、早めの決断をお勧めします。
離婚したからと言って終わりではありません。そこからが新しい始まりです。
子育ても無事卒業し、私は仕事上必要な資格を取るために若い子達と毎日を過ごしています。
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 離婚を意識した理由
元夫の単身赴任生活、自身も仕事を初め出会いが多くなり、その結果不倫をしてしまったため - 離婚までの経緯
元夫と離婚の話し合いを何度もするが、進展がなく義母に相談
その後、義母の協力もあり、1〜2年かかり協議離婚成立 - 離婚後良かったこと
特になし - 離婚後悪かったこと
両親の反対を押し切っての結婚だったため、離婚したことを言えなかったこと
ひとり親支援の申請など手続きが面倒だったこと - 離婚後の現状
息子も去年結婚し、両親の介護をしながら、事実婚の男性と週末だけを共に過ごす生活を送っている - 離婚を考えている方へアドバイス
一緒にいても辛いのであれば、早めの決断がおすすめ
離婚=終わり ではない、そこからが新しい人生の一歩です
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