今回は、セックスレスが原因でお互いにすれ違いの生活が続き、離婚された方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(女性)
- 職業 会社員
- 年齢 34歳(2021年3月現在)
- 離婚時の年齢 32歳
- 結婚期間 2015年8月~2019年8月まで
- 子供 なし
- 離婚種別 協議
- 慰謝料 なし
- 財産分与 なし
元夫との出会い
元夫との出会いは彼が私の働く飲食店に来たことでした。
元夫も飲食店で働いており、みんなで色々情報交換しましょうと言うことで連絡先を交換し、そこから友達付き合いを経て交際開始。
3年間の交際後、元夫が地元へ帰り飲食店を開くことをきっかけに結婚することになりました。
離婚を意識した理由
1番の理由は子供が出来なかった事です。
子供が出来ないと言えば、努力しても治療を受けても授かれなかったという捉え方になるでしょうが、私達の場合は完全にセックスレスでした。
次に大きかった理由は元夫が家を蔑ろにしていた事です。
本人はそんなつもりは無かったかもしれませんが、知らない土地、しかも田舎で元夫の家族からのプレッシャー、友達もいない、子供も出来ずひとりぼっちという環境にどんどん耐えられなくなっていきました。
離婚までの経緯、その過程での悩み
半年程の遠距離恋愛を続けた後、元夫の地元に引越し入籍。
付き合っていた当時からセックスレス気味ではあったものの、元夫も子供が欲しいと言っていたので結婚すれば改善されるものだと思っていました。
ですが、結婚して半年間で1度も夫婦の営みはなく、こちらから誘ってみても仕事で疲れているからと断られる日々が続きました。
たしかに、お店をオープンさせた所で仕事は大変だろうとは思いましたが、私にとっては縁もゆかりも無い、習慣、風習も違う土地で孤独感だけが募っていきました。
ある日、元夫が仕事の休みを取り、2人夕食に出かけたときのこと。
元夫の友人のバーに寄り、私は酔った勢いで、友人にセックスレスで悩んでいると言う話をしました。
友人からお説教をされた元夫は、その日は「今までごめん」と言い結婚してから初めて夫婦の営みがありました。
その後、変わっていくのかと期待をしましたが、相変わらず疲れていると言われ、私の心も折れてしまいこちらこら誘うことも無くなりました。
元夫の店は夜から朝まで営業のバーで私が起きる頃に帰宅してくるので、朝食を一緒にとる事が日課だったのですが、だんだん朝食の時間になっても帰宅しないことが増え、私も仕事を始めていたのですれ違いの日々が続くのです。
私の出勤時間になっても帰って来ず、毎日何をしているのか聞くと事務作業をしている間に疲れて店で寝てしまっていると言うことでした。疲れて寝てしまうのは仕方ないが、心配なので寝るなら寝ると一言でいいので連絡して欲しいとお願いしました。
しかし、その約束が守られることはほとんどなく、ついにはお正月、義姉の家にみんなが集まるという約束をしていた日にすら帰ってこなかったのです。私は1人で義姉の家に行き、義父、義姉に事情を説明して謝りました。
夕方になりやっと元夫も義姉の家に来たのですが、反省する様子もなく、義父や義姉も「年末忙しいだろうし、疲れているからしょうがないね」と注意をする様子も無いのです。
そして、「子供はまだ?お嫁さんも仕事してて、忙しいだろうけど早くしたほうがいいよ」など色々言われましたが、元夫はヘラヘラと聞き流し、私は言い返すことも出来ず、ただただ悲しい気持ちを抑え、涙を堪えて、作り笑いをするのに必死でした。この人達は、私の気持ちなど何も考えていない、何を話しても無駄だと諦めました。
それからは義実家とも距離を置くようになり、元夫の朝食を作ることも辞め、家事も必要最低限のことだけをこなし、出来るだけ家にいる時間を少なくするように仕事に打ち込む事で気を紛らわせていました。
元夫は私の変化に気付いていたと思いますが、特に話し合うことも無く相変わらず家にもまともに帰ってきません。
私は仕事に打ち込んだおかげでお給料も上がり、貯蓄がある程度出来ていきました。
経済的に余裕が出来たことで、これで1人で地元に帰れると思い、結婚4年目に離婚して欲しいことを伝えました。
元夫は私に興味が無いのだろうしすぐに離婚を受け入れてくれるだろうと思っていましたが、「離婚はしたくない」と言われ、私が理由を聞くと、それには答えず黙りこくるばかりです。
元々話し合いをしようとしても自分の意見は何も言わず、黙って私が折れるのを待つ人だったので、「あー、またか」と言う感じでした。
ですが、私も今回は折れる訳にはいきません。
「一緒に暮らすことは無理だから」と離婚届を渡し、書いたら連絡をくださいと告げて元夫に内緒で借りたマンションに1人で引っ越しました。
1ヶ月経っても連絡がなく、こちらから連絡をしてもまともな返事はもらえませんでした。
そんな中、元夫の店の経営が苦しく借金があることなどを知人から聞いたのです。
そんな大事な事も私は本人から何も話してもらえていなかったのだと落胆と同時に、財産分与となると『私も借金をかぶらないといけないのでは?』という不安がよぎり財産分与となると『私が1人で頑張って貯めた貯蓄も渡さないといけないのでは?』と考えました。
住んでいた家も賃貸で、財産と呼べるものもほとんどなく、元々慰謝料なども何も請求するつもりもなかったので何も請求しないし、離婚届だけを早く書いてほしいという事だけを伝え続けました。
3ヶ月経ち、5ヶ月経ち、一向に離婚届を書いてくれる気配はありません。
ある日、残っていた荷物を取りに元夫の住む家に戻った時、普段ならいないであろう時間に元夫がいたのです。
私も我慢の限界でした。
「いつになったら離婚届を書いてくれるのか?」
「書かないと言うならそれなりの理由を話してくれないと納得できるわけが無い」
「こっちは何年も酷い仕打ちを我慢してきたのだ」
と泣きながら訴えましたが、元夫は無言のままでした。
私は泣き疲れ、呆れ果てて、もう弁護士さんに相談すると言い残し自宅に帰りました。
それから1ヶ月程して、「元夫から離婚届を書きました、明日提出してきます」とLINEが来ました。
やっと自由になれると心底ほっとしたのを覚えています。
「提出したら知らせてください」と返信し、翌日元夫からの連絡を待ちました。が、夜になっても連絡が来ないのです。
痺れを切らしてこちらから連絡すると、「窓口が開いている時間に行けなかったので、明日提出します」と・・・。
最後の最後までルーズな人だと呆れました。
その翌日、夕方に「離婚届提出しました、幸せにしてあげられなくてごめんなさい」とLINEがありました。
家を出てから、半年長かったな、疲れた、でもどこかで寂しいと言う気持ちもあり、私はあんな人でも好きだったんだなと少し泣きました。
離婚後良かったこと、悪かったことなど
離婚後は現在住んでいる管轄の市役所で戸籍の変更や、銀行、その他諸々の名義変更などの手続き、引越し準備に追われバタバタとしました。
私は結婚前も結婚後も銀行印などを全て苗字で作ってしまっていたので、届出印の変更なども面倒でした。
もし、印鑑を作る予定の方は名前で作られる事をオススメします。
離婚後大変だったのはそれくらいで、気持ちはスッキリとしてとても良かったです。
離婚後の現状
地元に帰って就職もすぐに決まりました。
周りには気の知れた、頼れる友人も沢山いて楽しい日々です。
地元に帰ってすぐに出会った男性から交際を申し込まれ、1年後にプロポーズを受けました。現在、第1子がお腹にいます。すごく幸せです。
離婚を考えている方へアドバイス
お仕事をされていない方は、まずパートでも在宅ワークでも自分個人の収入を得ることをオススメします。
経済的に自立すれば自信も生まれます。
慰謝料のについて、私は離婚してもらうことがまず第一だったので請求しませんでしたが、貰えるならばした方がいいでしょう。
結婚生活で苦痛を受けた代償ですからね。
仲良く一生を添い遂げられることが一番ですが、辛い思いをして自分を押し殺してまで我慢することはないと思います。
きっと良い未来が待ってますよ。
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 離婚を意識した理由
セックスレス・夫が家庭を蔑ろにしたこと - 離婚までの経緯
1、夫とのすれ違い生活の日々が続く
2、自分に貯蓄ができたため、離婚を伝え別居をはじめる
3、話し合いの結果、約半年後に夫に離婚を認めてもらい離婚成立 - 離婚して良かったこと
気持ちがスッキリし、自分のペースで生活ができるようになったこと - 離婚して悪かったこと
各種変更手続きが大変だったこと - 離婚後の現状
地元に帰り就職も決まり、新しいパートナーとも出会え第一子を妊娠中 - 離婚を考えている方へアドバイス
自立するためにも、ある程度の貯蓄は必要!
慰謝料など、貰えるものはなるべく貰うこと!
自分自身を大切にしてほしい
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