今回は、離婚協議書(公正証書)の作成において弁護士を利用された方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(女性)
- 職業 無職
- 現在の年齢 43歳(2021年1月現在)
- 離婚時の年齢 43歳
- 結婚期間 2003年10月~2021年1月4まで
- 子供 あり(2人)
- 離婚種別 公正証書を作成し協議離婚
- 協議内容 親権、養育費、慰謝料、年金分割
法テラス制度利用までの流れは?
まずは住んでいる地域の法テラス事務所に相談の電話をしました。
法テラスに電話で予約を取る際、収入・資産・相談内容の確認をされました。
私の住む市では、毎週水曜日にのみ2週間ごとの予約が取れるとの事。偶然に空きがでたので二日後に予約できました。
参考
あらかじめネットで、法テラスを利用する時のアドバイスや必要な資料を調べ持参しました。私の場合は夫婦で作成した離婚協議書と質問したい事をメモしたものです。
内容は作成済みの離婚協議書のチェックと慰謝料・養育費・年金分割など協議書に盛り込んだ内容についてです。妥当な金額なのか公正証書に出来る内容になっているかなど。
明らかな文言の間違いを指摘いただいた時にはメモを取りました。持参した離婚協議書の文言の変更や法的効力が有り無しなど親切に教えてくださいました。
弁護士に依頼することになった経緯は?
法テラスの無料相談2回利用の後、担当弁護士に離婚協議書の修正依頼の費用をお聞きしたところ、作成ではなく修正のみの場合は法テラス制度が利用出来ないことが分かりました。
担当してくださった先生が「残り2回無料相談が利用出来るので別の弁護士に相談してもいいですよ」とアドバイス頂きましたが聞きたい事がすべて聞け、なにより親切な先生だったので、依頼するならこの先生だと確信し後日直接依頼させていただく事にしました。
弁護士とはどんな話し合いを行なった?
離婚協議書の修正をしたものを弁護士事務所に郵送し予約日までに追加修正をお願いしました。
法テラス利用から1週間後に弁護士事務所に予約を取りました。
ホワイトボードを使って、離婚協議書の修正箇所や養育費や慰謝料の受け取り期間の日付の確認をしました。
離婚協議書の作成ではなく、修正依頼のみのため予め送付していた書類に直接修正している形でした。
公正役場について、申請方法は?
離婚協議書の原案が仕上がってから、公正役場に予約を入れました。
1回目(30分)2回目(15分)は私1人で打ち合わせをし、必要書類を提出。3回目は夫婦そろって面談のうち公正証書作成。
必要書類に関しては、事前に電話で聞くことが出来ます。公正証書の内容によって必要書類が違うようです。原案を元に法的効力の有り無しや万が一強制執行する際の説明をここでも聞きました。
持参した離婚協議書の原案を元に、専門用語にさらに修正していただき三回目の打ち合わせで公正証書作成となりました。
〈公正役場に持参したもの〉
・夫婦それぞれの免許証の両面コピー
・離婚協議書の原案
・夫婦の年金手帳コピー(3回目のみ)
・身分証
・朱肉印
・現金(手数料代)
費用はいくら?
・弁護士費用(離婚協議書確認、 起案 助言)50,000円
・公正証書手数料(離婚協議書・交付送達・送達証明)63,650円
注)公正証書の手数料は盛り込む内容とその金額が高いほど費用も高くなります。
最後に
離婚協議書を公正証書にする場合、弁護士に修正依頼のみをお願いする事はあまり無いようです。
実際夫婦で作成した内容を公正役場にて公正証書にする方が、費用も掛からないです。
ですが協議離婚だからこそ、法的効力を高め記録に残しお互いが納得出来る物でなければ意味が無いと思ったので弁護士も依頼しました。
2時間お話させていただいた内の最初の30分は、法テラス制度利用になっていますので無料でした。
依頼して良かったと思った事は、依頼内容になかった離婚に向けてのアドバイスや子供たちへの配慮、なにより親身になって私の話を時間をかけて聞いてくださり背中を押してくれた数々の温かい言葉でした。
法テラスも弁護士事務所を利用するのは勇気がいるもですが自分自身と子供のより良い未来のためにみなさんにも利用していただきたいです。
関連
法テラス制度体験談はこちらをクリック
Twitterでブログの更新情報をお知らせしています。気軽にフォローしてください♪
@leadanewlife