今回は生活環境のすれ違いが原因で離婚をされた方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(男性)
- 職業 営業職
- 現在の年齢 25歳(2020年12月現在)
- 離婚時の年齢 20歳
- 結婚期間 2013年6月〜2015年10月まで
- 子供 あり(離婚時は2歳)
- 親権 相手
- 離婚種別 協議
- 養育費 なし
- 慰謝料 なし
- 財産分与 貯蓄60万円を全額
元妻との出会い
私が高校3年生の時に(2011年)、飲食店でアルバイトをしていた帰りに寄ったゲームセンターで、元妻(当時高校1年生に)から声をかけられました。
いわゆる逆ナンです。その際に第一印象がタイプだったとの事で連絡を取り始めました。
私自身は中学校時代はそんなに目立った方でもモテた方でもなかったため、声をかけられた事は衝撃的でした。
連絡先を聞かれた際はカッコつけて「別にいいよ。」とすました顔で言ったのがとても記憶に残っています。
当時は彼女も連絡を取り合う異性もいなかったので、デートを重ねるうちに交際に至りました。
当時私はアルバイトをしていたのもあって周りの高校生と比べお金を持っていたので、元妻にはかなり尽くし、他の高校生カップルには出来ないようなプチ旅行など、高校生にしては贅沢な交際をしていました。
それから、元妻の実家にお邪魔しかなりの頻度で入り浸るようになりそうこうしている内に、それはもう自然の流れで子供を授かりました。
ただ、当時の自分らにしてみたらかなり荷が重たくどう責任を取るかかなり悩む出来事ではありましたが、元妻の意向により、元妻は学校をやめ結婚する事となりました。
離婚を意識した理由
離婚に関しては、私発信ではなく向こうからの要望でした。
ただ、今思えば私自身も冷めていたのかもしれません。
結婚していた時は、金銭的なことも含め元妻の実家で暮らす事となったのですが、まだまだ未熟だった私を最初は快く迎え入れてくれた家族でした。
しかし、お互いの家庭環境が異なる為か、徐々に元妻ともその家族とも合わなくなり自分の居場所がなくなっていくような感じでした。
それから私の気持ちも冷めて行き、元妻とは口にせずともお互い『離婚』というのを意識し始めたのだと思います。
離婚までの経緯、その過程での悩み
結婚当初は、入社したての新人で営業職だったので帰りも遅く、
尚且つ独身男性が多かったので付き合いで会食など多く、それに加え地元の友達からの遊びの誘いも断りづらい状況でした。
家をあけることが多くなりました。
元妻やその家族には良いように思われなくなり、
徐々に自分の居場所も無くなっていき、更に逃げ場所を求め飲みに行くことが多くなりました。
そうなると、尚更印象は悪くなる一方でした。
自分自身が悪いのは間違いないと分かっていながらも、行いを正すことはできず子供にも迷惑かけているのを後ろめたさにも感じつつ逃げてしまっていました。
そのような暮らしを続けているうちに、帰ってきた夜に話があると言われ、元妻とその家族を交えた家族会議が始まりました。
そこで離婚を申し出されました。
家族会議では?
家族会議の際には、家族内でほとんど話が済んでいるような状態で、
結婚したとは言えあくまでも向こうの家族からすると赤の他人の私にとっては、拒否権などほとんどない状態でした。
この家族会議を切り出される以前に、離婚の雰囲気は出ていたため
定期的に二人の時間を家族に協力してもらい作ったりするなどの努力はしました。
ただ、離婚の話し合いは元妻とその両親対私だったのでほぼ一方的に言われるがままでしたので、受け入れざる終えませんでした。
それからは、私の家族も交え正式に離婚する事になりました。
貯金、子供の親権は元妻に、私は養育費なども払わなくて良いので金輪際子供にも会わないで欲しいとの要望で、それにも断れる状態でもないし意見を述べれる立場でもなかったので、それを了承しました。
もちろん原因は自分にあることだとは分かっています。
相手をしなかったのと、多少お金もせがんでいた事が原因だと思います。
それに対して、もう一緒に住みたくないとも言われたこともありました。
その時は特別不満はありませんでした。ただ、自分の非だと思っていましたので。
ただ、その後すぐに彼氏ができたと聞いて、もしかすると何かしら既に関係を持っていたのかも知れません。
子供が物心つく前だったので遠回しにですが、父親という存在を無いものにしたかったと思います。
ただ彼氏の存在を悟られない為だったようにも思います。
離婚後、良かったこと・悪かったこと
離婚して良かったことは特にありません。
強いて挙げると、子供がまだ物心つく前に離婚してよかったのかな?と言うくらいです。
それが良いかどうかは、子供が大きくなってから決めることなのかも知れませんが...。
物心ついてからだと、子供に対していい印象を与えることはないと思うので、
そういった意味では早く決断できたことは結果的に良かったことかもしれません。
離婚後の悪かったことは、
子供にこれからどんな形であれ協力しないと双方で話し合って決めてしまった事です。
そして、最初は好きでいてくれた元妻をここまでにさせてしまった申し訳なさ、離婚する事により元妻へかなりの負担と十字架を背負わせてしまった事は死んでも償いきれないと思います。
離婚後の現状
離婚後、元妻との連絡のやりとりはありませんがその兄弟さんたちから子供元気な様子を動画や写真を送ってもらっています。
やはり、子供の成長は素晴らしく見ない間に走っている姿を見たときは、思わず泣いてしまいいろんな感情が溢れました。
なぜあの時もっと歩み寄れなかったのか、後悔しかありません。
しかし、それもまた人生だと思い、自分は生きていくしかないので、またいつか子供から会いたいと言われた時は、迎え入れれるように私も成長して待っています。
そして、元妻からまた認めて貰えれるような男性になりたいと思っています。
離婚を考えている人へアドバイス
今の日本では、離婚率はかなり高く3組に1組が離婚していると言われています。
離婚の原因は様々でしょうが、私の経験談で話すと、必ずどちらかもしくはお互いに原因がありますが、
それは解決できない問題では無いのではないかと思っています。
悩んだ際にそれを相手に相談出来るか?、そしてすぐにフォローし合えるか?。
そして些細なことかも知れませんが、相手に対して感謝や自分の気持ちを述べれるかがかなり重要かと思います。
必ずしも離婚が悪いと言いません。
それは、上記のような事も出来ず関係も修復出来ないのであれば離婚も一つの選択だと思います。
関係が悪化しすぎて、暴力事件や殺人事件になることもあるかも知れませんのでそうなってからは遅いので離婚も選択肢です。
ですが、お互いに改善して行く努力を行う話し合いをまず設ける必要があるかと思います。
二人で決断できなければ第三者を入れることもいいかと思います。
話し合いの中で、必ず感謝の気持ちや相手への好意の気持ちを述べ続けることを約束することは重要かと思います。
やはりプラス思考や相手が喜ぶような事を言い続けると相手も言ってくれるようになり、
そして自分自身が相手を認めさらに好意を益々抱けるのではないかと思います。
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 離婚を意識した理由
・もともと離婚に対して意識はしていなかったが、相手に離婚を切り出されたため - 離婚までの経緯
・仕事から帰ってきた夜に家族会議を切り出され、そのまま協議離婚 - 離婚後良かったこと
・特になし
・強いて挙げると、子供が物心をつく前に別れたことで、子供に対して精神的不安を与えずに済んだこと - 離婚して悪かったこと
・子供に対しての一切の権利(会うことも)も手放してしまったこと - 離婚後の現状
・子供が大きくなって会いたいと言われるまで、成長して認められる男性になれるよう日々奮闘中 - 離婚を考えている方へアドバイス
・まずはお互いに話し合うことが重要
・日々の感謝の気持ちを伝えることも大切
・関係修復が難しい場合には早めに決断することも大切
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