今回は性格の不一致が原因で夫婦仲が悪くなり、それにより夫が浮気を疑い探偵に雇ったことで離婚をされた方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(女性)
- 現在の年齢 29歳(2020年12月現在)
- 離婚時の年齢 27歳
- 結婚期間 2015年4月~2018年4月まで
- 親権 相手(相手方の連れ子の為)
- 離婚種別 協議
- 養育費 なし
- 慰謝料 なし
- 子供の有無 有り(相手方の連れ子 離婚時は小学校1年生)
- 財産分与 なし(ブライダルローンの残債を折半して1人60万円支払い)
元夫との出会い
当時、私は営業職をしていて、元夫は取引先の経営者でした。
離婚を意識した理由
元々、結婚前から元夫とは話がかみ合わなかったり、意思疎通がうまくできず悩むことが多い日々でした。
元夫は私との結婚前に1度死別しており、連れ子を育てながらの交際、新婚生活を送る状況でした。
そのため、精神的にも時間的にも余裕がなく、あわただしく過ぎる毎日で正直夫婦間でしっかりコミュニケーションをとることよりも、毎日の生活をなんとかやり過ごすのが精一杯の状況でした。
1度結婚したし、ましてや「子供に母親がいなくなる苦しみや悲しみ、そして寂しさを2度も味わせるわけにはいかない」という思いでなんとか離婚を踏みとどまっていましたが、常に頭のどこかでは『離婚』の二文字がちらつく状況が続いていました。
離婚までの経緯、その過程での悩み
結婚前からも話のかみ合わなさ、意思疎通の出来なさ、責任感や価値観の相違で散々悩んでいました。
ただ趣味は合うし、一緒に居て楽しい時間も多く、彼の子供も私に懐いてくれていたのもあり、
”完璧な人間なんていないし、結婚したら彼も自分の意識も変わるだろう”と、
彼の嫌な部分は見ないように考えないようにして将来の夫婦生活に期待を込めて結婚しました。
ところが、入籍しても、新婚旅行へ行っても、マイホームを購入しても彼の性格や意識が変わることはなく、いつまでも進歩のないやり取りや言い争いが絶えない日々でした。
そして、結婚してからちょうど1年が経つ頃でした。
初めての結婚記念日、家族でディナーへ向かう道中で子供の教育方針を巡って大喧嘩をしました。
そこで話し合いをした結果、
”1年がんばってみよう。それでもだめなら離婚する”
と結論を出し、2年目の結婚記念日を迎えるべく私たちはまた一緒に歩むことを決めました。
それなのにも関わらず相変わらず、話し合いや意思疎通の出来ない元夫。
家族で出かける日はもちろん、私の両親との食事にさえ毎回約束に遅れてくるし、時間を守れないのは当たり前。
・子供の面倒を頼んでも自分は我関せずでベビーシッターさんに外注。
・自分の欲しいものは高価なものでも気にせず購入。
・家にいる時間はほぼひたすら携帯でゲーム。
・家事を分担してほしいと頼んだらこちらも家事代行を頼んで外注。
ちょうど子供がお手伝いに興味が出てきていたころだったので、家族みんなで家事を分担することを子供に体験させてあげたかったのに・・・・。
「これはもう無理かも、離婚したい。」と何度も思いましたが、1年間頑張るという約束だったのでとりあえずは頑張ってみることにしました。
そして結論を出す予定の1年後、2回目の結婚記念日直前に事件発生。
いつも通り掃除の為に元夫の書斎に入ると・・・・
なんと探偵事務所の領収書(約300万円)と私を尾行した調査結果の報告書を発見しました。
もちろん私は不貞行為など一切していませんし、日々の子育てに家事、仕事でいっぱいいっぱいでした。
それなのに疑いをかけられ、さらには探偵事務所に調査をさせて300万円もの大金を使っていた元夫とこれ以上一緒にやっていくことはできないと離婚を決意しました。
離婚を決めてからは「とにかく早くこの家から出たい」一心で離婚交渉を続け、慰謝料なしの円満離婚という形で3か月後に離婚しました。
離婚後の悩み
離婚後は結婚した時に行った改姓の手続きをまた一通りやらなくてはならないのが精神的に辛かったです。
結婚したときは名前が変わったのがうれしくて面倒な手続きすらも幸せな時間でしたが、離婚したときは本当にネガティブな気持ちでただただ面倒な手続きをして「なんで私だけこんな気持ちにならないといけないんだろう・・・」とずっと思っていました。
また、結婚していた時は新築一戸建てで生活していたのですが、離婚直後は経済的にも余裕がなくシェアハウスに引っ越したので、ワンルームでの生活がとにかく窮屈でした。
早く金銭的な余裕が欲しくて昼は会社員、夜はキャバクラで副業していた為、睡眠時間もほとんどとることが出来ずに心身共に限界でしたが、「結婚生活を続けるよりマシ!」という思いでとにかく頑張って生活しました。
離婚後の現状
離婚から2年半、離婚直後から比べると金銭的にも余裕が出てきて夜のキャバクラでの副業はやめました。
新しいパートナーとも巡り合うことができて、結婚こそまだしていませんが将来を見据えて同棲しています。
きちんと話し合うことができる幸せや意思疎通ができることのうれしさ、穏やかな何気ない日常の大切さを日々かみしめながら過ごすことができていてとても幸せです。
今思えば元夫に対して「結婚すれば変わるだろう」なんて勝手に期待してしまっていて彼にも悪かったな・・・。と反省しています。
人間の気質は早々変わらないし、もし変わることがあるとするならば、しっかり話し合いをしたりぶつかり合ったりしてお互いが歩み寄ったり考え方をすり合わせたりする必要があったなと今冷静になったからこそわかります。
今お付き合いしている彼とはそれができる関係なのできっととても居心地が良いのだなと痛感しています。
元夫とは離婚後に複数回連絡をとりましたが、嫌な気持ちになるだけなので、元夫の方においてきた子供のことでなにか用事があるときや本当に必要なときだけ連絡をとるようにしています。
離婚を考えている方へアドバイス
まず、結婚生活に対して心のどこかに迷いがあるならパートナーとしっかり話し合うべきかなと思います。
話し合うことすら億劫だなと思ったり、話し合うこともできないくらい関係が悪化しているのであれば、離婚という選択肢もありなんじゃないかなと。
私は離婚なんて、
・世間体が悪いとか、
・結婚式に列席頂いた方々に顔向けできないとか、
・経済的にやっていけるだろうか・・・とか、
そんなことばかり考えていて悩んでいましたが、周りの人達はみんな私の幸せを願ってくれました。
だから離婚するときも背中を押してくれました。
周りの人達はみんな、『辛い結婚生活』よりも『幸せな人生』を願ってくれていました。
だから安心して信頼できる人に相談してみてください。
そこで改めて夫婦の大切さに気付くかもしれないし、より幸せになれる方法を冷静に模索することができるかもしれません。
無理やり結婚生活を続けていくことだけが幸せじゃないし、離婚後に待ち受けている生活は絶望ばかりではありません。
私は結婚したことも離婚したことも後悔はしていません。
離婚は辛く大変なことだったけれど、その先に今の穏やかで幸せな毎日が待っていました。
もしいま離婚するかどうか悩んでいるのでしたら、”今よりももっと幸せな日々を掴んでやるぞ!”、という気持ちを持つことが必要です。
自分の気持ちをとにかく大切にして下さい!!
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 離婚を意識した理由
・性格の不一致、意思疎通のできなさ - 離婚までの経緯
・結婚1年目の結婚記念日に、子供の教育について大喧嘩
・結婚2年目を前に夫が私に浮気の疑いを掛け探偵事務所に依頼したのを機に協議離婚 - 離婚後の悩み
・改姓の手続きが大変、生活費の不安 - 離婚後の現状
・話し合いのできる・意思疎通のできるパートナーと巡り逢え結婚を見据えて交際中 - 離婚を考えてる人へアドバイス
・パートナーとしっかり話し合うべき
・信頼のできる人へ相談するべき
・自分の気持ちを大事にすべき
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