元夫の浮気疑惑でLINEを覗き見！？相手が不利になる証拠は必要？

今回は夫の浮気が原因により離婚をされた方の体験談です。

体験談の方のプロフィール

元夫との出会い

大学生時代にアルバイトで知り合いました。

離婚を意識した理由

夫の浮気疑惑から不信感が募り、離婚を意識しました。

結婚して2年目、夫の帰宅が深夜になることが多くなりました。

同時に私の知人などが、夫と他の女性が2人で食事をする姿を数回目撃しており、小さな田舎に住んでいたこともあり、すぐに噂になりました。

家庭内での会話は普通でしたが、私も怪しく思い、夫の就寝中にスマホを覗き見してしまいました。
LINEにはパスワードがかかっていましたが、夫の指の動きから簡単なパスワードだと予測していたため、数回試して開きました。

結果、毎晩喫茶店で女性と会っていたため帰りが遅いとわかり、夫の方から女性を映画に誘ったり、仕事中に抜け出してドライブをしていたことも把握できました。
ただ、ホテルへ行ったなどの不貞行為を示す証拠はなく、女友達だと言えばそれまでですが、一応証拠を残そうと、LINEの画面を私のスマホで撮影しました。

人のスマホを覗き見するほど疑心暗鬼になっており、精神的にかなり参っていました。
その頃、子供が生まれたばかりで、ほぼひとりでの育児も辛く、「結婚しているのにこの孤独はなんだろう。」とずっと考えるようになりました。

女性と会う時間があるなら育児を手伝ってほしいという思いもあり、意を決して「あなたが女性と2人でいる所を見かけた人がたくさんいる」と夫に話したところ激昂され、「女性は高校の時の同級生で、資格の勉強を手伝っているだけだ」と言うだけで浮気は否定。
その後も行動は変わりませんでした。

子供のことを考えれば、お互い無駄に干渉せず我慢すれば良いのでしょうが、私の未熟さもあり、限界でした。
時折激昂する夫に怯える生活にもストレスを感じ、話し合いにも応じない為これ以上進展は望めないと、離婚の2文字が頭をよぎりました。

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自分の幸せ＝子供の幸せにも繋がります！

離婚までの経緯、その過程での悩み

1、無料の弁護士に相談
離婚する意志が固まりつつあるなかで、具体的な手続きを確認したく、町の弁護士無料相談会へ足を運びました。

「浮気調査はしないんですか？ 今は車にGPSをつけられますし、証拠があれば慰謝料も請求できます。」
と弁護士さんに言われましたが、興信所の調査代は高く、何が何でも慰謝料が欲しいわけでもなかったので、そこまでする気力はありませんでした。
仮に不貞行為がわかったとしても、事態が好転するわけではないこともわかっていました。

2、意を決して夫に離婚を切り出す
子供のことが1番の懸念でしたが、私の精神面が悪く、子どもに八つ当たりするような態度をとってしまった時、「これではいけない、私がしっかりしなければ」と思い、今の保育園を転園する手続き等すべて確認したうえで、夫に離婚を切り出しました。

この時は「怒り」の感情すらありませんでした。夫婦喧嘩で言いたいことをぶつけあえるのであれば、まだよかったのかもしれません。
人に一切、期待しなくなった時、感情は「無」になるのだと悟りました。

夫も私には冷めていたのでしょう。
「育児に疲れた顔を見るのが嫌だった」と言われ、すんなり承諾されました。

3、公正証書の作成
その後、養育費の話になり、公正証書を作りたいので協力してほしいと言うと、やはり夫は激昂。
「俺を信用していないのか！？」と、私に飛びかかる勢いでしたが、私は最後の切り札を夫の目の前に提示しました。

夫と女性のLINEのやりとりを撮影した私のスマホです。

卑怯であることは承知で、法的証拠としても使えないものですが、まるで水戸黄門の紋所をかざすような気持ちでした。
勝手にスマホを見たことに対しさらに激昂するかと思いましたが、「仕事中に抜け出して女性と会っていることが職場にバレたらどうするの？」と言ったところ、手のひらを返したようにすんなりと公正証書作成に応じてくれました。
プライドが異常に高い人なので、きっと職場にバレることは嫌だったのでしょう。
本当にバラすようなことは犯罪なのでするつもりはありませんでしたが、渋々応じてくれ、協議離婚で話を進めることができました。

4、話し合いの末、離婚成立
その後は何度も2人で公証役場へ行き、主に養育費、面会権について折り合いをつけたうえで、離婚届を提出しました。
不貞行為の証拠を掴んだわけでもないので、一般的に言う「性格の不一致」としての離婚となりました。

相手が不利になるような証拠は必ず残しましょう♪

離婚後良かったこと、悪かったことなど

良かったこと
夫といる生活のストレスから開放され、子供に穏やかな気持ちで接することができるようになったこと。
そして、自分の生き方を見直すきっかけになったことです。

離婚をしなければ、自身の性格について深く反省することはなく、人に「変わってほしい」と言う要求ばかりして、自分が変わる努力をしなかったと思います。

悪かったこと
やはり子供への影響です。
今後、父親がいないことで子供自身が感じる不安や悲しみを思うと申し訳なく、一生罪を背負う気持ちでいます。

離婚後の現状

離婚してまだ1年経ちませんが、やっと生活が落ち着いてきました。
女性と夫の関係はその後も不明ですが、この問題は抜きにして、子供の希望をなるべく尊重し一定期間で面会日を設けるなどしています。

離婚を考えている方へアドバイス

離婚を経験した知人から、「離婚だけはやめておけ」と言われたことがありましたが、本当にその通りです。
手続きは労力がいりますし、周りの家族も悲しませ、精神的負担は想像していた以上でした。

しかし、我慢し続けて自分が崩壊するくらいなら、自分をその環境から解放してあげても良いと思います。
周りの目を気にすることもあるでしょうが、自分の人生を切り開く覚悟で離婚に踏みきれば、あとは意外と吹っ切れます。

離婚時において大切だと思うことが3つあります。

1つ目は、お子様がいるなら尚更、離婚時に公正証書を作成することです。
私は養育費について、支払が滞るという理由で、今後無駄に元夫と連絡をとりたくなかったことと、今後の安心感が違うと思ったため、作成を依頼しました。ただ、養育費に頼ろうと思ってはおらず、支払い期間が終わるまでは口座から引き出さないつもりです。
子供に通帳の履歴を見せる機会があれば、父親も経済的な面で支えてくれていた、というわかりやすい証になるかなという思いもありました。
それで子供がよく思うか悪く思うかは分かりませんが、できることはやろうと思っています。

2つ目は、第三者の意見、アドバイスを聞くことです。
親族からは「離婚はやめた方が良い」と言われますが、家庭事情はそれぞれですし、より現実的なアドバイスを受けると良いかもしれません。
私は、無料相談会で弁護士から「夫がDVをするような人や、特別会わせたくない事情がない限り、子供が会いたがれば父親に会わせてあげた方がいい、子供の精神面のことだけでなく、父親の『この子のために養育費を払っている』という自覚にも繋がるためです」というアドバイスも受けました。
面会の取り決めを行うにあたり、参考になりました。

最後3つ目は、離婚後の環境をよく確認、想定しておくことです。
私は離婚前から会社員として働いており、経済的な面で今後の想定ができていたことと、子供を育てる環境についても、実家に手助けをお願いしたうえで離婚をしました。
家族の手助けはとてもありがたく、次のステップの環境を整えることは大切だと思いました。

私の場合は、時間が解決してくれることもないとわかった上で、ずっと頭の中で不幸を膨らますような時間を過ごすより、次のステージへ行動を進めて良かったと思っています。

この3点をアドバイスしていただける方が本当に多いです！
1、公正証書を作成する
2、第三者の意見・アドバイスを聞く
3、離婚後の生活環境を想定し、整えてから離婚する

まとめ