今回は夫の浮気・不倫が原因で離婚をされた方の体験談です。
体験談の方のプロフィール
プロフィール(女性)
- 職業 会社員
- 現在の年齢 44歳(2020年12月現在)
- 離婚時の年齢 29歳
- 結婚期間 2001年3月~2006年3月まで
- 子供 あり(離婚時は0歳)
- 親権 自分
- 離婚種別 協議
- 養育費 あり ※4万円/月 ただし1度も支払なし
- 慰謝料 なし
- 財産分与 なし
元夫との出会い
友人と旅行に行った際に出会いました。いわゆるナンパです。
離婚を意識した理由
正直、離婚するとは考えていませんでした。
どうにかしてやり直せると信じていました。
離婚までの経緯、その過程での悩み
【夫に怯える日々】
元々夫は束縛が強く、私の行動監視は当たり前にありました。
電話に出なければ、なぜでないのか?と怒られる。
友達と遊びに行くのは禁止、連絡取るのも快く思わない。
一人でショッピングに行ったと報告したら、『男と会ってたのか!?』と決めつけられおさめるのに一苦労。
でもそれを私は愛されてるのだと思っていました。
私は夫からのモラハラに気付いてなかったのです。
【夫の異変】
夫の異変を感じたのは私が妊娠4ヶ月くらいの頃。
派遣社員だった私は妊娠を理由に仕事を辞める事に。
同僚が送別会をしてくれると言うので、夫に『送別会行ってもいいかな・・・』と恐る恐る聞いてみたところ、『いいよー』と。
いつもなら誰とどこに何時に帰るのかとたたみかけられるのがアッサリ許可がおり、???と思いましたが、
それよりも送別会に行ける事が嬉しくて気にしていませんでした。
ですが、そのあたりから夫の帰りが毎日遅くなるようになったのです。
後輩と飲んでると言っていたので私は何も疑っていませんでした。
ですが、それからしばらくして夫から『付き合ってる子がいる』と急に告白されたのです。
【妊娠中に不倫、夫は彼女の元へ】
青天の霹靂でした。
相手は近所の行きつけのバーの女の子でした。
そして夫は、『子供が生まれるまで、彼女といさせてほしい』と言って家を出て行きました。
そこからは毎日毎晩泣いて泣いて夜は眠れず朝方にようやく寝る生活でした。
妊婦検診に行けば幸せそうな妊婦さんたちの姿。
父親学級は仕事が忙しくて参加できないと病院に嘘をつきました。本当は幸せだったはずなのに・・・
子供が生まれたら戻って来ることをだけを信じるしかありませんでした。
【不倫相手の情報収集】
私は夫を信じる一方、相手の家を突き止めてやろうと動いていました。
相手の名前、近所のバーに勤めていること、最近一人暮らしを始めて近くに住んでいることは夫から聞いていました。
夫は彼女の家にいるに違いないと、近所のワンルームマンションを散歩がてら見る事が日課になっていました。
そしてそう時間もかからず見つけたのです。
我が家のオレンジ色の自転車が停めてあり、ベランダの洗濯物からすぐに部屋も特定。
ポストの表札も彼女の名前で間違いありませんでした。
その後、彼女の実家マンションも特定しました。
自宅、彼女の自宅、彼女の実家、彼女の勤め先のバーと情けない事に全て半径300メートル以内。
そんな近場で不倫は行われていたのです。
【離婚決意】
予定日が過ぎても兆候がなかったので私は入院する事になりました。
その連絡をしても帰って来る事はなく、結局一人で出産し、
退院日にやっと病院に来ましたが、お金だけ払って仕事があると帰って行きました。
絶対仕事じゃないはずなのに。
「生まれたら戻る」は嘘だなと薄々感じてはいましたが、それでもまだどこかで期待していました。
私はしばらく里帰りしていました。
何かと理由をつけて子供に会いに来ない夫を親が不審に思うようになりました。
当然です。
それでも夫を庇い続けましたが、出産して半年頃、とうとう夫はお金も渡さなくなったのです。
「もう限界だ」親に今までのいきさつを全て話しました。
すぐに離婚しなさいと言われ、その足で親と不倫相手の自宅に向かう事にしました。
信じられないでしょうが、私はこれだけの事をされたにも関わらず、不思議と夫の事を嫌いにはなっていなかったのです。
ですが、親からの『すぐに離婚しなさい』の即答は、
「あなたは間違っている。」とはっきり突きつけられたような気がしました。
そこでようやく目が覚めたのです。
【久々の夫との面会】
彼女の自宅に到着し呼び鈴を押しましたが出ませんでした。
電気メーターは回っています。確実に部屋には居たのでしょう。
夫に何度電話しても出ないので、
「今から彼女の実家に行って彼女のご両親に全てお話しします」とメールしました。
するとすぐに電話がかかってきましたが、私は無視し彼女の実家に向かいました。
呼び鈴を押すとお父さんが出てきました。
全てを話すとお父さんは、娘に付き合ってる人がいる事は知っていたが既婚者とは知らなかった。
子供がいる事も知らなかったと。
いきなりの話にかなり驚いている様子でした。
彼女の実家を後にし、夫に連絡すると、夫は電話にでるなり『彼女の実家に行ったのか?』と。
『行きました。離婚して差し上げるので印鑑を持って出てきてください。』
私はびっくりするほど冷静でした。
久々に見る夫の姿でした。私が見たことのない服を着ていました。
不倫相手が若いのでしょう。夫も若返ってる雰囲気でした。
それは気持ち悪さしかありませんでした。
夫を車に乗せ離婚届を書かせました。
私も両親もあきれてほぼ無言のやりとりだったことを覚えています。
【不倫相手からの電話】
その夜、私の携帯に知らない番号から電話がかかってきました。
不倫相手からでした。
謝罪と夫の子を妊娠している事、つわりがひどく働けない状態である事、そしてモラハラを受けている事。
1時間程度話しましたが不思議と同志のような感覚になり、彼女に慰謝料を請求する事はやめる事にしました。
その時は本当に妊娠しているのか半信半疑でしたが、数年後、彼女のSNSに夫にそっくりな男の子が写っていました。
シングルマザーで頑張っているようでした。
養育費に関して
離婚協議では、慰謝料請求はしない代わりに養育費は払うよう公正証書を取り交わしました。
ですが、一度も振り込まれる事はありませんでした。
会社も離婚前に退職していたようで、勤め先がわからず差押えの手続きはできませんでした。
元夫の職場が特定できなかったのもありますが、居所も分からなかったと言う方が正解かもしれません。
離婚からまもなく、不倫相手の家からも居なくなっていたようでした。
携帯も何度かけてもでませんでした。
元夫の親も離婚していて母親は再婚、父親は根無草のような生活をしているとの事で、私もご両親とあったことがありません。
なので今でもどこでなにをしているのかわかりません。
探偵や興信所を使えば、ある程度は元夫の居場所を割り出し、強制的に養育費を差し押さえすることは可能だったかもしれません。
ただし、私も自分自身の生活の立て直しに必死だったので、泣き寝入りしたような形になります。
離婚後良かったこと、悪かったことなど
親にも友人にも誰にも言えず一人悩んでいた事でしたので、とてもスッキリし、私は離婚して大正解でした。
一種の洗脳に近かったので、洗脳から解けた感じでした。
手続きは、私はすぐに夫の籍から外れる事ができましたが、子供の籍だけ裁判所の結果が出るまで夫側でした。
すぐに就職活動を始めたため、自分の姓と子供の姓が別々だったので、説明するのに少し面倒ではありました。
離婚後の現状
離婚して2年後に再婚し、12年経ちました。
今の夫にはとても感謝しています。
夫の親戚からは反対にあったり、未だにあまり良いようには見られてなさそうですが。
何があってもいいように仕事はずっと続けています。
離婚を考えている方へアドバイス
私はは幸い実家を頼ることができたので、生活に困る事はありませんでした。
実家がなかったらと思うと子供と露頭に迷っていたんでしょうね。ゾッとします。
離婚は地盤を固めてからをお勧めします。
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 離婚を意識した理由
・相手の不倫による一方的な離婚の申し出 - 離婚までの経緯
・元夫の不倫により、親に相談
・その後、離婚を決意し協議離婚 - 養育費に関して
・協議で公正証書を作成し、養育費を支払うことを決定したが、元夫の身元不明により差し押さえできず。
・自分自身の生活環境の立て直しに必死で、結果泣き寝入り。 - 離婚してよかったこと
・離婚時は誰にも相談しなかったので、離婚が成立したときは洗脳が解けた感じがしスッキリした。 - 離婚して大変だったこと
・子供が生まれてすぐの離婚だったため、子供の戸籍の移動が大変だった。 - 離婚後の現状
・再婚し、現在の夫と幸せな家庭を築いている。 - 離婚を考えてる方へアドバイス
・自分自身の地盤(生活環境・経済状況)を固めてからの離婚をお勧めします。
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