体験談の方のプロフィール
プロフィール(男性)
- お住まい:大阪府
- 離婚時の年齢:29歳
- 結婚期間:1996年5月〜1997年12月
- 離婚種別:協議離婚
- 親権:なし(子供なし)
- 慰謝料:なし
- 養育費:なし
- 財産分与:家(中古一戸建て 約2200万は自分、家財道具 約400万は相手)
※共同の預貯金口座は無く、別々の口座で預金していたため、現金の分与は無し
離婚を意識した理由
結婚当初から互いの意見が合わないことが多かったです。特に日常生活において合わないことが多すぎました。
例えば、エアコン使い方(設定時間、温度等)、風呂に入るタイミング(食後か食前など)、休日の過ごし方(前日は夜更かし派か早寝早起きか)などです。
5年後、10年後も同じ現状であることを想像すると怖くなり、
「このままでは大変なことになる」「なんで、こんな嫌いな人と一緒に住んでいるのだろう」
と常日頃から思うようになり、離婚を意識するようになりました。
中には、
「結婚は我慢だ」「そのうち子供ができればお互い歩み寄る」
とか言う人もいましたが、私にはそのことがよく理解できませんでした。
離婚までの経緯
上記で述べたように、毎日些細なことでケンカがたえなかったので、私が家に帰るのが億劫になり、仕事が終わってもすぐ家に帰ることはなく、毎日飲みに行ってしまいました。
また、相手は夜勤のある仕事だったため、私が仕事に出ている時は相手は家におり、一方で私が家にいる時は相手は仕事に行っており、お互い家で顔を合わすことが少なくなってきました。
そういった生活が続くようになり、お互いの興味、理解が薄れていく一方で、相手の行動に対する不満が募り、たまに顔を合わせる機会があればいつもお互い「私の仕事の方が忙しい」という主張ばかりして本当にケンカの絶えない日々が続きました。
ある日私が数日間家を空ける用事があり、数日ぶりに家に戻ると、テーブルの上に離婚届が置いてありました。
テレビドラマ等でよく見る光景です。
相手は実家に帰っており、家にはいなかったので、約1ヶ月くらい離婚届をそのままにしていましたが、このままこの現状を続けることは相手にも悪いと思い、思い切って電話をかけるも全く連絡がつきませんでした。
その後も幾度となく連絡を試みましたが、結果は同じででした。
このままではいけないと思い、離婚に対して色々調べていくと、「調停離婚」というものを知り、裁判所に書類を提出しました。
最初は裁判所に相手を呼び出すことに抵抗がありましたが、いつまでたっても事態が前に進まないので、思い切って申請をすることにしました。
その結果、やっと相手から連絡がきたため、あって話し合うことを条件に調停を取り下げました。
話し合いの当日、久しぶりに会話をしましたが、意外にも数分で終わり、こんなものなのかという感情があったのを覚えています。
お互いの性格の違い、生活リズムの違いは私と同感で苦しかったようです。
そしてその数日後、私から役所に離婚届を提出しました。
離婚後の悩み
離婚後の手続きは、家のローンが共同名義になっていたので、それを変更するのが大変でした。
2人の収入で組んだローンだったので銀行に書類を色々提出して話し合いもしてなんとか私1人の名義でいけるようになりました。
それ以外の手続きで困ったことは特にありませんでした。
男性の場合は、氏名変更もないし、健康保険の扶養も関係ないし、私の場合は住所変更もなかったので、手続きに関する悩みは女性に比べ少ないと思います。
唯一の悩みとしては、職場において自ら離婚したことを言わない限りだれも知ることも察することもなかったので、それを隠し通そうとしてしまうことが私の中では苦しかったです。
離婚後の現状
離婚後は、しばらくは引きずって、周りから「奥さん元気?」などと言われてもはぐらかしていました。
時が解決するだろうと思っていましたが、タイミングを逸するとなかなか友人や職場の仲間に言い出しにくく、いつもモヤモヤとしていました。また、親に対しても資金をだしてもらった手前、申し訳なくてしばらくは頭があがりませんでした。
友人に対しても、結婚にあたり祝儀をもらったり、結婚式にも出席してもらったりしたので離婚のことを中々言いにくかったです。
私の場合、職場の上司に主賓をお願いしていたので、その上司が転勤になったときは、ホッとしたのを覚えています。
ただ、言わずにストレスを感じる場合は、勇気を持って話してみましょう!
自分の心身の健康が一番大切です!!
離婚を考えている人へのアドバイス
とにかく外へ発信することが後々大事になると思います。格好悪いからといって1人で抱えていると、後々に苦しむことになります。
誰かに相談することは最初は抵抗がありますが、いざ話してみると自分の気持ちも落ち着き、精神的にも楽になってきます。
できれば、離婚経験のある人に相談することがベストだと私は思います。
人はだれでも、頼りにされてたら嬉しいと思いますので、親身になって相談に乗ってくれる方は多いと思います。
後、離婚を考えている方は、離婚後に必要な手続きもある程度は確認しておいたほうが良いと思います。氏名変更、離婚届、健康保険、厚生年金、などです。
ポイント
・同一人者の証明のために、×のついた戸籍謄本を出さなくてはならないこともありますので、そういったことを避けたい方は必要な手続きの把握、順序は大切になってくると思います。
まとめ
今回の体験談のまとめ
- 離婚を意識した理由
・性格、生活リズムの不一致 - 離婚までの経緯
・元妻が離婚届を残したまま家出、その後調停離婚を進めるも、最終的には協議離婚 - 離婚後の悩み
・共同名義の家のローンの変更手続き
・他人への離婚の報告のタイミング - 離婚へのアドバイス
・とにかく他人への相談は必要
・手続きの順序を間違えると余計な手間が増えることもあるので、離婚後の手続きの把握は必須!
関連